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令和7年版「日本の1日」に見る現代日本のリアル:公務員に求められる“支える力”とは

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2025.11.14

厚生労働省が発表した「令和7年版 日本の1日」。
5年前のデータと比較すると、日本社会の変化が数字としてくっきり浮かび上がります。
出生数の減少、老衰による死亡増、介護サービス利用の増加——。
これらの変化は、公務員として地域を支える皆さんにとって、どんな意味を持つのでしょうか。

## 1. 日本社会の“1日”が語るもの
令和7年版のデータでは、1日あたり「生まれる人1,874人」に対し「亡くなる人4,386人」。
差し引き2,512人の人口減です。5年前より減少幅が約1,100人拡大しています。

「老衰による死亡」が334人から565人へと大幅に増えたことも注目点。
医療技術の進歩で“長生き”は実現しましたが、その先にある“老後の支え方”が問われています。

## 2. 医療・介護の現場で進む構造変化
介護サービスでは、デイサービスやホームヘルパー利用がいずれも増加。
一方で、介護者が費やす時間は「1日37分」と減少傾向です。
つまり「個人の努力よりも社会的支援に移行している」現実が見えます。

入院患者は減少、通院患者は微増。医療費は国全体で1,279億円に上昇。
在宅医療・通院中心の医療体制への転換が進む中、地域包括ケアの重要性が一層高まっています。

## 3. 公務員に求められる“支える設計力”
これらの変化は、自治体行政の現場にも直結します。
人口減少・高齢化が同時進行する中で、
「誰が」「どこで」「どう支えるか」を設計する力が求められています。

福祉・介護・地域医療の連携だけでなく、
データに基づいた施策立案(エビデンス・ベースド・ポリシー)や、
限られた予算で持続可能なサービスを実現する財務的感覚も不可欠です。

## 4. まとめ:数字の裏にある“人”を見つめて
「日本の1日」の数字は、冷たい統計のようでいて、
その裏には一人ひとりの生活、家族、地域の物語があります。

公務員の役割は、その数字を“人”に戻すこと。
支援を必要とする人にどう届くか、限られた資源をどう分配するか。
これからの行政は「共感×戦略」の両輪で動く時代です。

✅ **ポイントまとめ**
・1日あたり人口は2,500人減:少子高齢化が加速
・老衰死と介護需要が増加:地域包括支援の要が行政へ
・介護時間減少・利用増:社会的サービスへのシフト
・公務員に求められるのは「支える設計力」と「財務的持続性」

数字を読む力は、現場を変える力になります。
「今この地域で何が起きているのか?」——
データの裏にある現実を見つめ直すタイミングかもしれません。